在宅お役立ち情報

care-eco's magazine

2021/09/18

【みんなどうしてる?】転倒を防ぐ方法

ご自宅の介護では、転倒は大の天敵です。 

実際に、転倒による骨折や脳出血をきっかけに弱ってしまう方は多数おられます。

そして、転倒は予防が一番大切です。


参考記事:あっ危ない!!転倒を防ごう!


しかし、転倒は予防が大切、とわかっていても「実際どうしたらいいのか分からない!」という方も多いと思います。


では、実際に介護している方たちはどのように予防されているのでしょうか?


進行性核上麻痺という神経の難病をもつお父様を介護されている、もよさん。

ご病気の症状のため転倒してしまうことが多く、ご苦労されているそうです。



そこで、このような方法で転倒を予防しているそうです。



もよさんの場合、ご本人にお願いするものは難しいようですね。

それでも色々な道具を活用されて工夫していますね。


さらに詳しくお知りになりたい方はもよさんのブログもご覧ください。

四姉妹と介護のブログ


パーキンソン病をお持ちのYOKONOさん。

パーキンソン病は脳の異常により、体が思うように動かなくなってしまう難病ですが、その症状のためスリッパで転倒しやすいそうです。

そこで、すべり止めのついた室内履きを活用されています。



スリッパでつまづいたり、すべって転倒してしまう方も多いので、よい方法だと思います。


tttdragonさんのお父様の場合は、夜の頻回なおトイレが転倒の原因になっているようです。

同じお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。

tttdragonさんの場合は、ベッドわきにポータブルトイレを配置し、夜間だけその動線を手すりでつなぐことで転倒を防いでいるそうです。


夜間、トイレにいく途中で転倒してしまうという事故はよく起こります。

その理由は、暗くて見にくかったり、トイレが間に合わなくてあせってしまうことなどが原因でしょう。


リハビリの専門職、理学療法士であるレオさんのオススメは、「押し入れトイレルーム」です。

これにより、トイレまでの距離を大幅に短くすることができます。


直接的ではないですが立派な転倒予防の方法だと思います。

自宅改修業者さんが相談に乗ってくれます。


また、先ほどもよさんが活用されていた手すりですが、手すりもいくつかタイプがあります。


状況によって最適なタイプを選ぶことが大事なようです。


<まとめ>

・転倒予防には様々な方法があるが、合った方法を選ぶ。

・夜間のトイレ対策も転倒予防になる。

・手すりには色々なタイプがある。


いかがでしたでしょうか。

実際にご自宅で介護されている方々の転倒予防をご紹介しました。


皆さん色々な工夫をされていますよね。

ぜひご参考にしてみてください。


今の介護度がどれくらいなのか、おおよそのシミュレーションが可能です。

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安間 章裕(アンマ アキヒロ)
日本内科学会認定総合内科専門医・日本感染症学会認定専門医
2010年 浜松医科大学医学部卒業。亀田総合病院総合診療科、感染症科での研鑽を経て、茨城で在宅医療の立ち上げを行う。その後、地元である静岡県で感染症業務、在宅医療に携わっている。